
Q1. 簡単なあなたの自己紹介をしてください
ヨガインストラクターとして活動しながら、湘南を拠点に沖縄でリトリートやヴィーガン料理教室、食育講座を主宰しています。
RYT200(全米ヨガアライアンス認定)をはじめ複数の資格を保有し、身体・心・食・暮らしをトータルにサポートするライフスタイルを提案しています。
自然と調和し、「信じて見守る育ち合い育児」を実践しながら、多方面で活動中です。
Q2. これまでの経験を通じて、今の人生で一番大切にしている価値観は何ですか?
「終わりのないものは、無い」ということです。
20代前半の頃、母の闘病を経験し大切な人の命の危機に直面した事で、この世に終わりのないものは無いんだなと改めて痛感しました。
一見ネガティブに聞こえるかもしれないけれど、終わりがあるからこそ”今”に更に価値がつくとポジティブに捉えています。
この価値観があると、
会いたい人に、会いに行く
行きたい場所に、行く
やりたいことを、やる
ということに躊躇が無くなり、今をより大切に生きる事ができています。
Q3. 沖縄での暮らしや自然とのつながりは、あなたの人生観にどのような影響を与えていますか?

A.
昔から、努力を息するようにし、自分にも他人にも厳しいタイプでした。
でも沖縄での暮らしを重ねるうちに、自然のリズムに身を委ねて肩の力が抜け、ありのままで生きる心地よさに気づけたんです。
その時にようやく、本当の自分らしさを取り戻せた気がします。
Q4. ヨガの学びを通じて、人生の選択や考え方に影響を与えた教えはありますか?
A.
【アスティヤ】これは盗まないという教えです。
物質的なものだけではなく、目に見えないものも含まれると思っています。
特に私が大切にしているのは”時間”です。どんなお金持ちでも時間を買うことができません。本当に価値のある物だと思っています。
なので、遅刻したり、無駄な立ち話や無駄な仕事を与えて他人の時間を奪うことを絶対にしません。
また具体的に気をつけている事としては、例えば連絡をする際に
『明日暇?』などではなく、
『明日、◯時から◯◯に行きたいんけど一緒にどう?』などと伝えます。
無駄なやり取りも、他者の時間を奪うことに繋がると思っているので、なるべく分かりやすく簡潔に伝えるようにしてます。
Q5. 「信じて見守る育ち合い育児」を実践する中で、人生や人間関係に対する考え方はどう変わりましたか?

A.
自由には責任が伴うと感じています。
親として命を守る責任はしっかり果たしながら、その中で子どもには自由にのびのびと育ってほしいと願っています。
親になって初めて、自分の子どもがどれほど愛おしい存在なのかを知りました。
だからこそ、制限して自分の色に染めたくなる気持ちも分かります。
けれども、やはり「自分は自分、子どもは子ども」。
そこにきちんと線を引き、1人の人間として尊重することを大切にしています。
そしてその姿勢は、子どもに対してだけでなく、どんな人間関係や環境においても大切にしていきたいと思っています。
Q6. リトリートを主宰し、価値観が変わった印象的なエピソードはありますか?
A.
私の作るご飯をみんなで食べた時に感じたエネルギーから、自分のエネルギーを通すフィルターは、何でもいいのだと気づけたことです。
私はこれまで「ヨガ」に多くの時間を注いできたからこそ、そこにこだわりがありました。
けれどリトリートを通じて、私の作るご飯や一緒に過ごす時間にも価値があり、どんな形であっても自分のエネルギーを届けることができるのだと実感しました。
Q7. 今後の人生で、さらに深めたいテーマや大切にしていきたいことは何ですか?

A.
20代は生き急ぐように、やりたいことを全部やってきました。
ヨガスタジオを経営したい、講演会をしたい、沖縄に好きな時に行きたい、沖縄で暮らすように過ごしたい、月収◯◯◯以上にしたい、養成講座を開きたい…。
ひとりだったからこそ、自由に真っ直ぐ突き進めたと思います。
現在は、家族もでき、物理的に難しい部分も出てきました。
しかし、ピラティスインストラクターとしても新たに活動が始まり、さらに選択肢が広がりました。
子どもができてからは一度「選択肢が遮断された」と感じたけれど、結局はすべて自分次第だと気づいています。
これまで
- フィットネスインストラクター
- ランニングコーチ
- SUPインストラクター
- ヨガインストラクター
- ピラティスインストラクター
として、無意識に「教えること」に向き合ってきました。
30代は、「教える人を教えたい」と漠然と思っています。
そして、何よりもまず自分自身の人格を整え、人としての在り方を深めたいです。
さらに、その土台として健康をしっかりと守り、心も身体も長く健やかに保てる生き方を大切にしていきたいと考えています。
瑠璃さんのお話から伝わってくるのは、“しなやかに生きる強さ”です。
沖縄の自然やヨガの哲学に触れながら、自分自身と丁寧に向き合い、家族や仲間とつながりを大切にする姿がとても印象的でした。
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ぜひ一度チェックしてみてください。
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